羽毛布団の側生地に使用されている生地や布団カバーの固定ループ、羽毛の除塵や洗浄など目減りした羽毛の補充など説明します。
側生地の仕立て - キルティング加工について
羽毛布団はキルティング加工により羽毛の片寄りを防いでいます。 側生地の上下を単純に縫付ける加工では縫い目の周辺薄くなるため保温性が劣ります。
その為、現在は保温性に優れた立体キルトや2層式キルトが主流となっています。
2層キルト - 羽毛布団の側生地
羽毛布団の立体キルト構造を上下2段にすることでさらに保温性を高められています。
立体キルト - 羽毛布団の側生地
羽毛布団の内部を立体構造に縫製加工することで熱を逃がさない構造になっています。
羽毛布団の側生地の織りについて
ブロード織り
ブロードは、タテ糸とヨコ糸が同じ太さの糸を使用して交互に織った 一般的な生地の織り方です。 230本ブロードとは1インチ(2.54cm)の間に230本使って織った平織りです。 織り目が密で光沢があり、薄くて腰があり丈夫でしっかりとした感触です。 一般的にはドレスやシャツやふとんの生地に使われます。
ツイル織り
ツイルは、斜文織ともいわれ、タテ糸(またはヨコ糸)の浮いた点が表地に斜線になってあらわれます。 平織りに比べて表面がなめらかで肉厚感があり、すべりがよいので、コートやスーツの高級裏地として使われています。
サテン織り
サテンは、タテ糸、ヨコ糸が4本以上あり、タテ糸(またはヨコ糸)を長く表面に出し、その組織点が連続しないように分散させ織ります。 表面がなめらかな触感とソフトな光沢があります。 ボリューム感があるので、スーツやコート、毛皮製品など裏地として使われています。
羽毛布団のふとんカバー用ループの数と位置はシングル、ダブルなど共通です。
※ふとんのマス数はイメージです。
補充する羽毛量について
リフォーム時に目減りした羽毛の補充
リフォーム工程の除塵や洗浄などで、目減りした羽毛は当社規定量(補充羽毛最大補充量)の新しいホワイトダウン(羽毛)を補充します。
※足し羽毛の最大補充量は、下記の表の「補充羽毛 最大補充量」になります。
※お預かりした羽毛布団の足し羽毛が「補充羽毛 最大補充量」より上回っている場合は別途料金が追加されます。 その場合はご連絡いたします。
羽毛布団のサイズと補給する羽毛の量について
お預かりした羽毛布団の足し羽毛が「補充羽毛 最大補充量」より上回っている場合は別途料金が追加されます。 その場合はご連絡いたします。
羽毛布団サイズ | 補充羽毛 最大補充量 |
シングルサイズ | 300gまで |
ダブルサイズ | 400gまで |